2008年05月13日

ラップ口座を市場拡大させる狙いとは・・・


ラップ口座を市場拡大させる狙いとは・・・


ラップ口座は以前からありましたが、
一般向けの商品ではなく、富裕層向けの
商品だったイメージがあります。

私が投資を始めた当時、ラップ口座の申し込み
最低額は、野村證券で3億円からでした。

一般の人には手が出せない金融商品でしたが、
近年、ラップ口座の市場拡大が続いています。

その最もたるものが最低購入額の引き下げです。

2004年に証券取引法が改正され、その流れが
ラップ口座の規制緩和にも繋がりました。

大手の野村證券が2006年10月から最低購入額を
1000万円に引き下げたことを皮切りに、各社
一斉に大幅な引き下げを実施しました。

これにより、富裕層向けのマイナー商品であった
ラップ口座が一気に普及し始めました。

その流れは加速し、2007年10月からは
野村證券の最低購入額が500万円に引き下げ。

それに続けと大和証券は最低購入額を300万円に
引き下げました。

ラップ口座とは、一部の富裕層向けの投資商品から
一般大衆向けに変化してきました


金額を見ても明らかですし、私が運用する立場ならば、
300万円を運用するのと3億円を運用するのとでは、
投資方針、対象は全く変わってきますし。

ラップ口座を拡大させようと動くのには

安定客を確保したい

というのが、根底にあるのではと思います。

橘玲氏の「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」


を読んでも感じたのですが、今は個人投資家が
プロのファンドマネージャーと同じような
ポートフォリオを組むことが可能です。

海外の株、債券、ファンドなども自由に購入できますし、
手数料もノーロードになるなど、自分で動けば
一昔前では考えられなかったような運用ができます。

他にもADR、外国証券、楽天ETFなど、今後
ますます魅力が高くなる商品が溢れています。

多分、こういったものが広まれば大手証券はますます
顧客離れが進むと危惧してのではないでしょうか?

しかし、大手証券には大手証券の強みがあります。

それが、店舗経営だと思います。

やはりネット証券は、現段階では若者向けで
団塊世代以上の顧客は少ないと思います。

さらに、TVCMを流せるなど、新しい顧客を
獲得できる資金もあります。

退職金の活用法もあるでしょうし、ある程度の
年になれば、まとまった資金もできてきます。

それをラップ口座なら、手数料を払えば
プロが運用してくれるわけですから、
手間、時間ともに楽です。

(しかし運用期間が短く、はっきりとした
運用実績がなく?な部分もあります)

自分でポートフォリオを組むか?

それとも、ラップ口座で運用をお任せするか?


どちらで運用していくかはあなたの判断になりますが、
あくまで最終的な責任は、自己責任です。

悩んでいる方は、自分で半分を運用し、
残りの半分をラップ口座にお任せするという
方法もあります。

ここまで最低購入額が安くなったからこそできる
運用方法かもしれません。

大手証券会社のラップ口座では

・野村ファンドラップ

・ダイワファンドラップ

・日興ファンドラップ


があります。

運用対象は投資信託ですが、ファンドラップ専用の
投資信託もあります。

分散投資が基本ですが、顧客の目標利回り、
投資方針、投資対象、リスク許容度などを
ヒアリングやカウンセリングで聞きます。

その結果から、ポートフォリオを提案していく
という形のようです。

運用コストは、年間で3〜4%程度。

正直、個別の投資信託の手数料より高いと
感じます。

その代わり、仕事などで忙しく時間のない方は、
便利な投資商品であると思います。

ネットを使う個人投資家と、使わない個人投資家では、
運用する方法も違うように感じますし、どちらが
正しいとも言い切れません。

どちらにもメリット、デメリットはあるからです。

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